埼玉県への旅☆指揮者「磯崎政徳氏」との出会い
平成14年、吹奏楽の甲子園「普門館」へ24名で出場した学校があった。
しかも、セレクトメンバーではなく、1年生も全員出場したという。
その当時、私は八条中学校吹奏楽部、創部1年目であった。
1学年3クラスという学校規模なので、50名編成などは、夢また夢の世界であった。
だから、コンクールもA編成で出場することなど、全く考えていなかった。
だが、その考えを吹き飛ばす,衝撃的なニュースであった。
その話を聞いた私は、その年吹奏楽連盟のマーチングコンテスト全国大会観覧予定
であったので、その時に埼玉へ行って、実際どんな先生が、どんな指導をしているのか
どんな生徒達がどんな練習をしてるか見たいという気持ちがムクムクとわき上がり、10
4で電話番号を調べ、その学校へ電話をした。
「電話で門前払いされたらどうしよう?」
と不安な気持ちでいっぱいだった。
ドキドキしながら電話してみると、
「わかりました。場所はわかりますか?」
「トレーナーの来た日の方がいいですよ、連絡を取ってみますので、長岡先生の連絡先を
教えて下さい。」
とのお返事を頂いた。
数日後、
「トレーナーに連絡が着きました。お待ちしております。」
とお電話を頂き、東京駅から学校までの行き方を教えて下さった。
そして埼玉県へ行ったのです。
その学校は新設校で、マンモス校からの分校だという。
学校が、建築デザイナーが設計したようなしゃれた校舎でビックリした。
最初に迎えて下さったのは、その日たまたま吹奏楽部保護者会で廃品回収をされていた
保護者のみなさんでした。
最初は、学校職員の方達と思ってしまいました。
そして、部長と顧問の先生が迎えてくれました。
音楽準備室に行くと、普門館で指揮をされた磯崎政徳先生が笑顔で迎えて下さって、とても
嬉しく思いました。
どんな先生だろう?といろいろイメージしてましたが、同年代であること、生徒と熱くなるのが
好きなことなどで話が弾み、
「出発点は、みんな同じなんだ。」
という気持ちを再確認出来たことが嬉しかった。
そして、次の年のコンクール京都府大会。
二代目八条中学校吹奏楽部は、小編成部門で金賞ときらめき賞を受賞することが出来た。
磯崎先生とは埼玉へ行ってから、時々メールなどで情報交換をしていた。
コンクールについても、電話などで相談に乗って頂いていた。
そして、コンクール結果報告した時にもらった、お祝いメールに驚きました。
「長岡先生、金賞、きらめき賞W受賞おめでとうございます。長岡先生の気持ちが生徒に伝わっ
たんですね。僕も長岡先生に負けないように頑張ります。」
との返事を頂いたのだ。
磯崎先生は、普門館に連れて行く力のある指揮者、私に負けるはずがありません。
ですが、同じように生徒達のことを思い、音楽を思い、吹奏楽を思う私のことを、仲間のように
思って下さったことが、非常に嬉しかったのである。
嬉しすぎた私は、数日後・・・
そうです。また埼玉県に行ったのです。
何をしにいったかというと、磯崎先生を応援するために、生徒に八つ橋のおみやげを用意し、
埼玉県大会を見に行ったのだ。
最近知ったことだが、埼玉県大会のチケットはプレミアチケットといわれ、なかなか手に入らな
いのだそうだ。
私は当時そんなことを知るよしもなく、磯崎先生が私のチケットを用意して下さり、見ることが出来た。
会場につくと、磯崎先生と保護者会の方々が迎えて下さった。
この年は、全国大会創部2年目にして初出場の翌年だったが、部員総数21名、うち1年生が11名
という編成であった。
全国大会へ行った次の年なら、部員も増えそうなものだが・・・
と思った。
余談になるが・・・
もし、同じ年に「所さんの笑ってコラえて、吹奏楽の旅」をやってたら、
または「Swing Girls」が公開されていたら、増えたのではないかとも思う。
そんなことはさておき、50名バンドばかりの演奏が続く中、21名での磯崎バンドの演奏が始まった。
驚いた。
まず、音がクリアであること、だから、人数は少ないけど、余計な濁った音がしないのだ。
洗練されたという言葉が似合うのだろうか?
とにかく50名のあとでも、負けていなかった。
埼玉まできて、また元気をもらった。
八つ橋2箱で・・・
埼玉県大会のレベルは、とても高かった。
収穫の多い旅であった。
この年も、磯崎バンドは普門館出場を果たした。
夢をあきらめず、やれば誰でもできるはずだ♪
「できないと思うからできないんですよ!少人数だって、1年生だってできるんですよ。」
磯崎先生の言葉です。
この信念のようなものを、学んだ出会いであった。
※磯崎先生に相談して、八条中学校吹奏楽部基礎練習のベースを作りました。
また、八条中学校へきて下さったこともありました。
磯崎先生の許可を得て、載せられるものを少しずつアップして行く予定です。